2025年7月5日 勉強会鈴木ゆかりの人 「鈴木梅太郎の業績」
於:世田谷区千歳烏山 スペースKURA
ビタミンB1の発見者鈴木梅太郎の業績を中心に、明治大正昭和の脚気患者数、死亡者数を陸海軍軍人や国民健康統計、さらに旧陸海軍の脚気対応の変遷比較等を話し合いました。そして現代に至るビタミンBの研究発展を学びました。
鈴木梅太郎は国産初の合成農薬・燻蒸殺虫剤コクゾール開発にも貢献。そのほかにも貴重なコメを極力使用しない合成清酒の製造や、その後の育児用調整粉乳の基礎となる粉ミルク「パトローゲン」の開発など、多岐にわたっています。
生涯にわたり幅広く食糧の栄養問題を化学的に追求し,日本人の栄養・体格改善を目指し,合成化学的なアプローチもした「農芸化学者」であったことを再確認しました。
鈴木梅太郎の教えを受け継いだ多くのの研究者が、その後、研究成果に基づき、現代では様々な機能性食品が創製され、国民の健康維持に活用され、世界をリードする食品研究が今日も日本で展開されていることがわかりました
